東ト協「DPF(触媒装置)問題」関連情報
~全ト協による「DPF不具合情報ホットライン」の開設について~
東京都トラック協会では、グリーン・エコプロジェクトに参加する会員事業者より数年前から触媒装置のDPFにススが頻繁に溜まり走行不能となり、溜まったススを何時間もアイドリングして燃焼させなければならず、それでも解決しない場合には、メンテナンスが必要で多額の費用負担を伴うなどの苦情が多数寄せられました。
そこで、こうしたDPF(触媒装置)問題について、現状把握のための緊急アンケート調査を実施し、調査結果からDPF(触媒装置)問題への早期解決を求める要望書を国土交通省、東京都、日本自動車工業会、トラックメーカーなどの各関係機関へ提出しました。
その結果、各機関から要望に対する回答があった一方、関東運輸局の依頼で問題がある個車ごとの詳細な状況を把握するための再調査を実施し、調査結果を報告。その内容が関東運輸局から国土交通省へ報告されました。
トラックメーカーに対しては、各社にヒアリングを実施し、DPF(触媒装置)問題に対する対応状況等の確認後、ユーザーからの懸案事項に対して真摯な対応を図り、費用負担の掛からない問題解決への取り組みを早急に実施するよう要望し、更に根本であるDPF(触媒装置)の問題解決に向けた方策を講じるよう重ねて要望しました。
また、全日本トラック協会は、DPF問題対策小委員会を設置し、DPF問題の実態調査を全国に拡げ、その結果を基に国土交通省に対し改善の申し入れを行いました。
なお、引き続き問題となるケースを把握するため、全日本トラック協会のホームページ上に会員事業者が情報提供できる「DPF不具合情報ホットライン」を開設しましたので、ご協力をお願いします。