荷物の種類でトラックいろいろ
あらゆる荷物より確実(かくじつ)そして安全に輸送(ゆそう)するため、営業用トラックは荷物の種類によって、多くのトラックが活躍しています。 私たちの生活に必要ないろいろな荷物を運ぶトラックから、ふつうは見ることのできない大きな重いものを運ぶトラックまで、運ぶ荷物にあわせていろいろなトラックがあります。 緑ナンバートラックは、いろいろな場所でいろいろな荷物を運ぶベストパートナーとして活躍しています。
洋服を運ぶ!<衣料品輸送>
みなさんの着る洋服も、工場で作られてみなさんの町のお店まで、トラックで運ばれています。 いろいろな工場で作られた洋服は、大きなトラックで物流(ぶつりゅう)センターに集められ、よごれがないか検査(けんさ)され、お店ごとに仕分けされ(しわけ:必要とする数ごとにわけること)、トラックでみなさんの町の洋服屋さんに運ばれます。 洋服はすべてコンピュータで管理(かんり)され、運び方もダンボール箱に入れて運んだり、お店ですぐ売れるようにハンガーにつるしたまま運んだりします。
食品を運ぶ!<鮮魚輸送…魚や野菜も全国からトラックで>
まいにち全国からお魚・お野菜・お肉が、トラックで市場に運ばれてきます。 東京では、築地、大田、足立に市場がありますが、この3ヶ所で年間41万トンの水産物を扱っています。
早朝の市場に全国から魚を運んできたトラックが集まってきます。 朝5時にはセリが始まり、7時ごろからまたトラックでみなさんの町の魚屋さんに運ばれます。
魚は、みなさんがおいしく食べられるように、低音で運べる冷とう・冷ぞうトラックや、魚を生きたまま運べる鮮魚輸送トラックで運ばれています。
コンビニエンスストアへ運ぶ!<パンやお弁当も毎日トラックで運びます>
みなさんの家の近くにはコンビニエンスストアがありますね。お弁当やパン、お菓子やアイス、マンガなどいつでも買える便利なお店です。 コンビニエンスストアでは、コンピュータによってどんな商品がいくつ売れたかがすぐわかるようになっています。 みなさんがいつでも買いたいものが買えるように、トラックが1日に何回も足りなくなった商品を運んでいます。 トラックもいたみやすい食べ物やいろいろな商品をいっしょに運べるよう、荷物をつむところを部屋のように区切って、いたみやすいものは一定の温度で運べるトラックが使われています。
重量物輸送!<工場原料や製品輸送>
ビルや橋、自動車などあらゆるところで鉄がつかわれています。鉄を製鉄所(せいてつじょ)から、ビルや橋の材料をつくる加工工場や、自動車メーカーの工場に運ぶのもトラックの役目です。トラックも重いものを運ぶので、道路をきずつけないようにタイヤがたくさんあるトレーラが活躍します。 大きくて重いものですから、荷物を乗せるところから運んでおろすまで、安全のためにこまかいところまで注意して運びます。
船や飛行機の荷物を運ぶ!<外国からの荷物も運ぶ>
パソコンや洋服など外国で作られて日本に運ばれてくる輸入品(ゆにゅうひん)が増えています。 また、日本で作られ外国に輸出(ゆしゅつ)されるものもあります。 輸出入される荷物は、港や空港から船や飛行機を使って運ばれますが、国内はトラックが運んでいます。 外国から船で運ばれる荷物は、ほとんどが長くて大きな海上コンテナにいれられ、ひとつひとつのコンテナはコンピュータによって管理され、海上コンテナ専用(せんよう)のシャーシという台車(だいしゃ)で運ばれます。