東京都トラック協会の前身、東京陸上運輸協会の創立総会が昭和41年10月25日、千代田区の九段会館で開催された。
当時、都内にあった12団体の参加により、念願の業界団体の一本化が実現したもので、会員数は3682社だった。設立後、組織体制の整備などを進め、翌42年5月までに全25支部が発足した。
当時、高度経済成長下にあり、輸送需要が増大する中で、適正運賃の収受や過当競争の抑止など輸送秩序の確立、事業の近代化、さらに交通混雑や事故の増加に伴い、交通規制への対応などが課題となっていた。
これら現在に至る業界課題を背景に、業界団体の結集・団結への機運が高まり、一本化が成し遂げられた。こうした東京の動きは、その後の全国団体の一本化を促す、大きなインパクトとなる。
創立総会(昭和41年)