貨物自動車運送事業法と貨物運送取扱事業法の、いわゆる物流二法が平成元年12月14日に成立、同19日に公布され、翌2年12月1日に施行された。
この間、東ト協は元年1月に規制見直しに対する意見書をまとめ、当時の運輸省に要望するなど対応に当たった。
制定後は、2年2月から本部・支部で物流二法説明会などを順次開催し、同9月21日には「物流二法対策推進特別委員会」を設置し、新法対応に取り組んだ(写真=2月24日に千代田区・東條会館で開催した説明会)。
また施行とともに、地方適正化事業実施機関の指定を受け、適正化事業実施本部を設置。本部事務局も8部体制に改めた。
新法の施行により、トラック運送事業は免許制から許可制になるなど、経済的規制が大幅に緩和される一方、安全確保のための社会的規制が強化され、業界は大きな転換期を迎えた。
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物流二法制定(平成元年)
2016.04.11