昭和50年代後半、わが国経済は低成長が続いていたが、東ト協は、運輸事業振興助成交付金の創設を契機に、事業活動の拡大・多角化を進めた。
こうした中で事業活動の拠点として、念願だった会館建設計画に着手し、現在の「東京都トラック総合会館」が58年10月8日、竣功した。
これに伴い同日、千代田区のホテル・ニューオータニで、「東京都トラック交通遺児等助成財団」発会式とともに、新会館の竣功式・祝賀会を挙行した(写真)。
助成財団は、創立15周年と会館建設の記念事業として、業界から募金を募り設立したもので、これにより、現在に至る交通遺児などに対する支援事業を行うことにした。
翌59年度には、事業計画の柱に人材養成事業を掲げ、本格的な取り組みを開始。その後、人材養成の推進に向けて、青年および女性経営者の組織化を進めた。
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東ト総合会館が完成(昭和58年)
2016.03.11