平成20年は異常ともいえる燃料価格の高騰が続き、8月にガソリン価格が1リットル当たり185円台まで急騰し、過去最高値を更新した。
こうした中、東ト協をはじめとした関東トラック協会は8月26日、千代田区の自民党本部で「燃料高騰経営危機突破総決起大会」(写真)を開催し、燃料サーチャージ導入などによる適正運賃確保、燃料税の緊急減税または燃料費の補填などの対策を訴えた。
同日は、全日本トラック協会が全国で約2万人を動員し、「燃料高騰による経営危機突破全国一斉行動」を展開した。
一方、国土交通省は、3月に「燃料サーチャージ緊急ガイドライン」などを通達。さらに9月には、政府・与党が緊急対策を打ち出し、これに基づいて同年度第1次・2次補正予算に、トラック運送業の省エネ支援など燃料高騰対策が盛り込まれ、総額200億円規模の対策予算が計上された。
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燃料価格、最高値更新経営危機で総決起大会(平成20年)
2016.09.09