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引越し輸送ガイド

 さて、引越しすることは決まったけれど、いったい何から始めればいいのかな・・・とオロオロしているあなた。引越しにはどんな方法がいいのか、費用を安くおさえるにはどうすればいいのか、その要点をお教えしましょう。荷物の量や距離などを考えて、自分サイズの引越しを選びたいですね。

3・8月は引越しシーズン
引越しの輸送はトラックか鉄道
引越し費用を節約するには
こんな手順でワン・ツウ・スリー
荷造りのポイント
ワンポイントアドバイス
引越し輸送をわかりやすく、安心してご利用いただくために

3・8月は引越しシーズン

運送業者の予約は、先手が有利。

 引越しにはさまざまな方法がありますが、専門の運送業者に任せてしまうのも、ひとつの手です。運送業者は皆様のニーズにあわせて様々な引越しを用意しています。
 運送業者を利用する場合は、引越しの日取りが決まりしだい、まず電話で予約を。遅くとも2週間前に手配をすませましょう。
 特に引越し当日が日曜・祝日の場合や、3月・8月の引越しシーズンに当たる時は、できる限り早く申し込む方がよいでしょう。
 予約を申し込む際、運送業者は次のようなことをたずねてきます。

運送業者は、何といっても引越しのプロ。細かなアドバイスを積極的に受けるのも良策です。

輸送はトラックか鉄道か

トラックによる貸切り輸送

 全国どこへでも、ドアからドアへの直接輸送。もっとも一般的な方法です。引越し先への到着日時の指定も可能で、家財などの荷造りもごく簡単に済み、とても便利です。荷物の状況に合わせて大きな車・小さな車、引越し専用アルミ車など各種の車両が用意されています。

トラックによる少量・単品荷物の輸送

 ちょっとした家財道具だけといった、トラック1台はいらないわずかな荷物の引越しには、トラックによる積み合せ便を利用すると安上がりです。

JRコンテナ輸送

 JRのコンテナによる輸送は、長距離の引越しなどに便利です。ただし、到着日時や荷造り方法などに関してきまりがありますので、係員にご相談ください。



トラックによる引越しにはいろいろあります。

1.荷造り作業から輸送まで、すべてを業者に委託する。
2.特別な荷造りと輸送を業者に委託する。
3.荷造りはすべて自分たちでやり、輸送のみ業者に委託する。

費用は1よりも2、2よりも3の方が安上がりです。

引越し費用の節約

 日曜日、祭日の引越しには「休日割増料」がかかりますので、平日の引越しがお得です。小物・衣類などはなるべく自分で荷造りを。ただし、輸送中に破損する心配もありますので、事前に運送業者にご相談ください。

 梱包用のダンボールは八百屋、スーパーなどから安く分けてもらうこともできます。しかし、なかにはシンの弱いものもありますので、ご用心を。

 大切な家財には運送保険をつけましょう。不慮の災害など万一の事故に備えて、簡単な手続きで家財が補償される運送保険をおつけください。

こんな手順でワン・ツー・スリー

 新しい街での新しい暮らし。引越し前というのは、妙に胸がワクワクするものですね。しかし、荷造りや運搬のことを考えると、ついつい面倒になってしまいそう・・・。
 いいえ、ご心配なく。きちんとスケジュールを立てて、計画にそって進めれば、意外と簡単に済むものです。お教えします、引越し上手のテクニック。

最初に、仕事の手順をしっかりチェック

 家財道具のまとめや荷造り、それに転居にともなう各種の手続きなどに最低1週間の期間が必要。まず、面倒がらずにそれぞれのスケジュールをきちんと立てることです。

手続き、手配は早め。家族で分担。

 ガス、電気、電話、NHKなどへの連絡や、役所、学校などへの手続きはお早めに。家族みんなで分担を決めると、スムーズです。

家財の整理はテキパキと

 棚や押入れに眠っているもの、季節をはずれたものから整理を。不用品は思いきって処分したり、使っていない物はご近所の方に差し上げては?ただし新聞、ボロ布、箱などは荷造り用に残します。

荷物にはハツキリと表示を

 わかりやすいように内容品名や番号づけをし、取扱い上「こわれ物注意」「水ぬれ防止」などの表示をしておくと便利です。

引越し先での家具のレイアウト

 引越し先の間取り図をもとに、手持ちの家具の寸法に合ったレイアウトプランを練ります。配置図が完成したら、ダンボールに部屋ごとのしるしをつけておきましょう。

引越しの前日には・・・

いざ、出発の当日

次のような輸送は、運送会社とよくご相談下さい。

荷造りのポイント

 とにかく荷造りは面倒なもの、と決めてかかってはいませんか。コツさえつかめば、そんなに大変な作業ではありません。次のようなポイントを心がけてください。

タンス類・机類・食器棚・本箱・サイドボード類

 運送業者に任せる場合は、特別な荷造りは必要ありません。ただし、中身は残らず出して別梱包に。食器棚等では、ガラス戸をはずして別梱包。ガラス戸を毛布やふとん包みの中に入れる方がいらっしゃいますが、これは危険です。

人形ケース類

 新聞紙を丸めて入れるなど、中で人形が破損しないよう固定し、さらにケースを十文字にヒモがけします。陳列ケースの場合は、中身については別途荷造りしてください。

ベット類

 そのままでは非常に広いスペースを占領してしまいますので、できるものはパーツに分解しておきます。

ふとん類

 ふとん袋や大きな風呂敷などで包みます。ガラスなどのこわれ物を入れると、万一の場合かえって危険ですから、やめましょう。

鏡台

 鏡は取り外し、別に輸送します。毛布やふとん包みの中に入れないでください。

書籍類

 一括してヒモで結ぶとたいへん重くなります。なるべく小さく分けてまとめてください。

植木・盆栽類

 鉢植えには、たっぷり水をやっておきましょう。

セトモノ・ビン類

 セトモノは1個ずつ新聞紙で包み、5~6個単位でヒモがけした上で段ボール箱などに。箱の外側には必ず「セトモノ」と表示してください。また、瓶類は栓をしっかり閉め、ガムテープで固定して、新聞紙などに包んで箱に入れます。

ペット類

 原則として、ご自分でお運びください。詳しいことは運送事業者にご相談ください。

ピアノ

 原則として、ご自分でお運びください。詳しいことは運送事業者にご相談ください。

電気製品

引火性油脂類

 灯油は缶に3分目程度にし、栓はガムテープで固定します。シンナーおよび揮発油類は引火性が高いため、輸送できません。



 このほかの荷造り準備については、輸送相談所へお気軽にお問い合わせください。

 引越し荷物の保管もお引き受けします。

 移転先の事情や改築などによる一時的な家財の保管、海外へ引越しされる方の残留家財の長・短期保管などについても、お近くの輸送相談所へお問い合せください。

ワンポイントアドバイス

 さて、引越しの前日にはぜひとも確認しておきたいことがあります。

 これだけは、忘れずに………

安心してご利用いただくために

 「引っ越しサービスの高度化」、「利用者ニーズの多様化」、「パソコンなど新たな輸送品目の出現」など、最近の引っ越しを取り巻く環境には大きな変化がみられます。
 これに伴いお客様・事業者の認識や理解の相違などによるトラブルも発生していることから、国土交通省は、標準引越運送約款を平成13年6月11日から改正実施しました。(約款改正の目的・ポイントは、下記の通り)
 また、平成15年4月1日の貨物自動車運送事業法改正に伴い、同約款の第18条「運賃及び料金の取扱い」について変更となりました。
 (平成15年3月3日に公示(告示第170号)、平成15年4月1日から実施。)

Q1改正のポイントはどのようなものですか。

約款改正の目的

改正のポイント

※ 「改正標準引越約款」の全文および詳細

Q2引越し輸送の事前相談、苦情相談体制などへの取組みなどはどうなっていますか。

Q3引越し費用はどのようにして決められるのですか。

 引越し輪送にかかる費用は、1.荷物を運送する距離2.家財道具の量 3.お客様のお手伝いの人数 4.ご自分たちでどこまで荷造りをするか5.特殊な機械を使用しての作業があるか 6.引越しが休日になるか平日になるかなどさまざまな条件によって違ってきます。しかし、それらの費用算出の方法には基本原則があり、どの運送業者もその原則に基づいて費用をお客様からいただくことになっています。

 また、引越し輸送の事業者には事前の見積りが義務づけられています。お客様のくわしいご希望などを聞いた上で、きめ細かい見積書をお渡しします。これをもとに充分にご検討の上で、正式に契約するかどうかを決めていただげればいいのです。この見積りはいっさい無料です。契約されなかった場合でも、見積り料をいただくことはありません。

 ただし、出発地、到着地において下見を行った際は、下見料をいただく場合がありますが、この際はあらかじめ金額をお客様にお伝えし、ご了解を得ることとなっています。

 なお、見積りの時点では少なくとも 1.引越しの日時 2.引越し先の住所 3.荷造りを業者に頼むかどうか 4.業者から何人の手伝いが必要か といった点については明らかにしておく必要があります。

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