都のロードプライジング「実施反対」を表明

 東京都トラック協会では、3月20日午後、東京都の赤星環境局長をはじめ、都議会自由民主党、公明党、民主党に下記の通り「東京都ロードプライジングに対する意見等について」を手渡し、実施には反対の立場を表明しました。

東京都ロードプライジングに対する意見等について

 先般、東京都より提示されたロードプライジングについては、TDM東京プランでも示されているように、先ずは現実的な施策として、道路整備の促進、公共交通機関の整備、駐車対策等のための施策を優先的に行う必要があるのではないでしょうか。
 当協会の調査では、ロードプライジングの実施は外国の例でも大変困難であり、このような大がかりのものは実例がありません。例えば、@シンガポールの国土は淡路島程度であり、実施エリアも2キロ四方と極めて狭いもので、かつ、道路等の都市計画を確実に実施した上での導入です。Aノルウェーは首都オスロでも50万人程度の都市であり、地形的にもエリア設定が容易な形状をしています。また、導入後の現在でも反対者が賛成者を上回るという報告もあります。Bイギリスはロンドンで実施を予定されているものも5キロ×3.6キロと、極めて狭いエリアであり、現在もエリア周辺道路の渋滞を招くと議会野党から批判されているとのことです。過去の例としては、C香港で80年代半ばに導入が計画され、実験も行われましたが、課金に関連したプライバシーの侵害の恐れから実施はされておりません。
 特にロードプライジングを環境対策の観点から見た場合、我々トラックは、東京都の環境確保条例及び自動車NOx・PM法の車種規制による最新規制適合車への買い換え、さらには粒子状物質減少装置の装着を義務づけられ、排出規制をクリアしているうえに、一定の区域に進入した都度料金を課せられることは極めて不合理であると考えます。
 以上のことから、ロードプライジングについては、都民はもとより国民のコンセンサスを十分に得られていない状態であり、我々業界としては実施に反対するものであります。