平成23年3月11日午後2時46分頃、未曽有の大災害となった東日本大震災が発生。東ト協本部・各支部では、発生直後から救援活動に当たった。
同日午後4時頃、当時の星野良三会長のもとに、石原慎太郎都知事から協力要請の電話があり、同日深夜にかけて、まず都内の帰宅困難者の避難所に毛布約2万枚を配送。あわせて、東北地方の被災地に向けて連日、救援物資の緊急輸送を展開した。
震災被害で燃料供給が一時的にストップし、その確保に苦労する中で、協会を挙げて懸命の救援活動を行い、1年後の翌年4月中旬までの集計で、出動したトラックは累計604台に上った。
こうした救援活動は、トラック輸送が災害時にも頼りになる「社会のライフライン」であることを強く印象付けた。
なお、業界念願の運輸事業振興助成交付金の法制化が実現したのは、この年のことだった。
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東日本大震災懸命の救援活動(平成23年)
2016.09.13